INVADER: IN CONVERSATION WITH HANS ULRICH OBRIST / Invader, Hans Ulrich Obrist

INVADER: IN CONVERSATION WITH HANS ULRICH OBRIST / Invader, Hans Ulrich Obrist

販売価格: 5,280(税込)

商品詳細

19.5cm×13cm 272P


フランス出身のストリートアーティストである「インベーダー(INVADER)」と、キュレーターであり、ロンドン「Serpentine Galleries」のアーティスティック・ディレクターを務めるハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)による作品集。

1970年代から1980年代に台頭したピクセル状の8ビット・ビデオ・ゲーム・アートにインスパイアされて生まれた、陶器タイルを用いたモザイク作品で知られる「インベーダー」を紹介する一冊。ハンス・ウルリッヒ・オブリストによる幅広く掘り下げたインタビューをもって、その謎の多い存在に対するユニークな洞察を我々に与えてくれる一冊である。

第1部は2024年2月から5月まで開催していた直近の展覧会「INVADER SPACE STATION」を紹介、第2部ではスタジオを案内し、「インベーダー」の技術的かつ創造的な制作プロセス、そして作品が世界に与える影響を、これまでになく充実した内容で我々に見せてくれる。第1部では、フランスの日刊紙「リベラシオン(Libération)」がオフィスとして使用していたパリ中心部のビル全体を占拠して開催された展覧会の経路を辿り、展覧会の「レベル(階)」に対応して分けられたそれぞれの章で、作品の概念的かつ空間的な次元と、公共空間の「ハッカー」としての立場を考察する。第2部では、自身のスタジオを舞台に、このアーティストのクリエイティブな世界を密に覗き見ることができる。

バンド・デシネ作家(漫画家)であり映画監督のエンキ・ビラル (Enki Bilal)のグラフィック・ノベルから、レナード・ヒルトン・マクガー(Leonard Hilton McGurr)・別名「フューチュラ2000(Futura 2000)」や、「香港九龍地区の王」ツァン・チョウチョイ(曾灶財 / Tsang Tsou Choi)といった伝説的なストリート・アーティストたち、挑発的な活動で知られるアーティストのダミアン・ハースト(Damien Hirst)や「OBEY」「HOPE」で知られるアーティスト兼活動家のシェパード・フェアリー(Shepard Fairey)、グラフィティ・アーティストのRevsら同世代の作家たちとの関係まで、豊富な図版とともに多くの芸術的な出会いが描かれている。