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生活の観客 / 柴沼千晴
商品詳細
2022年の元日から毎日日記をつけ、年に一度か二度本をつくる著者・柴沼千晴による日記集。体調不良、休職、引っ越しといった個人的な変化と、演劇などの芸術鑑賞、旅、周囲の人との関わりや日常のささやかな出来事を含む2025年1月からの289日分の日記と、表題エッセイ「生活の観客」を収録。
他者や自分を見つめ、日記をつけることで一体何がわかるだろう? いまを暮らすからだとたましいで世界との距離を測り、ともに生きていくための方法を探り続けた289日。
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日記をつけるという行為は、個人的な記録であると同時に、虐殺や差別、分断が蔓延する現代社会で無視できない「他者の痛み」とどう向き合うかという倫理的な試みでもあります。想像しきれない他者と関わる上で、ある程度の距離をもって「観客」として暮らすことの後ろめたさや戸惑いを、著者の感覚を込めた言葉で日々率直に書き記しながら、距離がある場所から自分ではない誰かとどのように関係できるかを思考するドキュメンタリーのような作品を目指しました。
(柴沼千晴)
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