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音盤の来歴: 針を落とす日々 / 榎本空
商品詳細
文筆家、翻訳家の榎本空が、アメリカで神学と人類学を学ぶ日々の裏で、心の支えとなったブルーズ、ジャズ、ロックなどの音盤群と、ニューヨークで、ノースカロライナで、そして沖縄で出会った人々との交流を綴ったエッセイ集。
虐殺が続く世界の片隅で、静かにレコードに針を落とす。音楽に守られた日々の記録。ガザで、ウクライナで、シリアで虐殺が続くなか、音楽はシェルターとなりうるか? 若き神学・人類学者による、世界の片隅からの祈りにも似たメッセージ。
“わたしがレコードを聴いていたのも、結局は似たような理由からだったのだと思う。ときにあまりに残酷で醜悪な世界から身を隠すため。閉ざされた内密の空間で生を実験するため。歌ってみたり、踊ってみたり、もうひとつの世界を、ありえたかもしれない今を想像したりして。もちろんレコードは片面二十分足らずで終わってしまうのだけれど。そしたらまた針を落とせばいい。そうしている少しの間、この世界をかたわらへ寄せて、別の世界へ、あるいは別の惑星へ。”
(「あとがき」より)
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