『たそがれ』J・ロバート・レノン / 柴田元幸×トウヤマタケオ

『たそがれ』J・ロバート・レノン / 柴田元幸×トウヤマタケオ

販売価格: 2,420(税込)

商品詳細

CD
9 Tracks


翻訳家・柴田元幸と音楽家・トウヤマタケオによる、朗読と音楽のコラボレーション・アルバム。

本作は、2018年10月に兵庫県・篠山にあるrizmで開催した、柴田元幸とランテルナムジカ(トウヤマタケオ&nakaban)のライブを音源化したもの。ライブでnakabanが描いたドローイングを、アルバムアートワークに採用。

柴田元幸の朗読とトウヤマタケオの音楽によるJ・ロバート・レノンの短篇6作品のセッションに、トウヤマタケオのソロ3曲をくわえた全9曲で、J・ロバート・レノンの世界観を表現しています。


■J・ロバート・レノン、収録作品について
J・ロバート・レノンはアメリカの小説家で、現在、コーネル大学で創作と英文学を教えています。CDに収録した「道順」「軍服」「紅茶」「クーポン」「たそがれ」「短さ」の6作品は、Pieces for the Left Hand: 100 Anecdotesと題された100篇の短篇から成る本に収められています。「道順」「軍服」は柴田元幸が責任編集の文芸誌『MONKEY vol.2』に収録されており、その他の4作品は本邦初訳です。100篇の中から、柴田元幸が最も愛する6作品を選びました。J・ロバート・レノンの世界観について、柴田元幸が自身のライナーノーツで以下のように述べています。“どの作品もユーモア(光)とメランコリー(影)が織り交ぜられていて、配分はそれぞれ違うが(たとえば「軍服」はユーモア主流だし、「紅茶」はメランコリー中心)、両者のごく自然な絡み合いが、作品を再読・再聴に耐えるものにしている”

このレノンの世界観は、トウヤマタケオの世界観とも通じるものだと思います。昼でも夜でもない“たそがれ”の優しさとさみしさを、朗読と音楽によって体感してもらえたら。