山風にのって歌がきこえる 大槻三好と松枝のこと / 惣田紗希

山風にのって歌がきこえる 大槻三好と松枝のこと / 惣田紗希

販売価格: 1,870(税込)

商品詳細

17.6cm×12cm 168P

再入荷しました。

昭和初期に活動していた群馬県の歌人夫婦、大槻三好と松枝の短歌を、デザイナー/イラストレーターの惣田紗希が編纂し、イラストを寄せた1冊。


ちっぽけな火鉢を
二人ではさんだ日
あの美しい爪を知った日

秘密など見つけてもない湯上りの
素肌を月の光りに照らす


教員生活、結婚、妊娠、出産、松枝の死、そして遺された子。ふたりのかけがいのない日々が、みずみずしい言葉ですくいとられた短歌。惣田紗希の軽やかな線画もぴったりと呼応するセンチメンタルでロマンティックな歌集です。