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Stuttgart / 笠井爾示

商品詳細

25.5cm×17cm 184P
函入り


2021年11月、世界最大級の写真フェア〈PARIS PHOTO〉で発表し、欧州の読者に好評をもって迎えられた本書は、笠井が思春期にあたる10歳から18歳までを過ごしたシュトゥットガルト(ドイツ南⻄部の国際都市)を、新型コロナウイルス感染症が世界を覆い尽くす前(2019年7月29日から8月9日までの12日間)に家族と訪れた際に、母・久子を撮影した135枚の写真で構成されています。


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時系列どおりに135枚の写真を並べるとひとつの物語が成立していて。
これはもう入れ替えたり、いじったり、足したり引いたりできない。
こんな言い方が適切かわかりませんが、なにかに撮らされたような、不思議な感覚でした。

笠井爾示


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この写真は、間違いなく笠井爾示の最高傑作になるだろう!
笠井久子さんは、自分の身体を光影の中に放ち影なき心の光を放つ。
解き放たれた身体。それは人間の魂の理想の姿だ。久子さんの身体は神のものだ。
私達は神の似姿であるのだから、神のものであり、久子さんの形を示している。
何という奇跡なのだろうか。笠井爾示に嫉妬する。
その久子さんの発光する、精神、魂、身体の三位一体を、写してしまえたなんて笠井爾示は何と幸運な写真家なのだろう。

高橋恭司(写真家)