ことづての声/ソマの舟 / ふるさかはるか

ことづての声/ソマの舟 / ふるさかはるか

販売価格: 6,050(税込)

商品詳細

21cm×18cm 224P
限定600部
木版画1枚付き(シリアルナンバー・サイン入り)


2002年よりノルウェーなどを訪れ、その地の暮らしや風土から木版画を制作してきた作家、ふるさかはるかによる作品集。

作家は、これまでに北欧の先住民族サーミの人びとを取材した木版画シリーズを発表するなど、その地の暮らしや風土から作品を制作したり、自ら育てた藍や採取した土から絵具をつくり、切り出した枝の形を活かして版木をつくるなど、自身の手を通して自然と対話しながら制作をしています。

2017年からは、滞在制作をきっかけに出会った、津軽・南部地方で山の命と直接関わるマタギ(猟師)やソマ(木こり)や漆掻き(樹液を採集する人)たちが動植物からどんなサインを読み取り、どう自然とやりとりするのかを取材し、またそのことばに導かれながら木版画、ドローイングを通して制作をすすめてきました。

本書は、取材した山の手仕事の人びとのインタビューと自作のピンホールカメラで撮影された記録写真、ドローイングを収めた「ことづての声」(たて組)と、取材を受けて考察したエッセイと木版画を収めた「ソマの舟」(ヨコ組)を1冊にまとめた両開きの構成。菅啓次郎(詩人、比較文学研究)、登久希子(人類学研究者)による寄稿も収録しています。

漆の木と樹液(生漆)を使って1点ずつ手刷りした木版画作品、漆塗りの「ソマの笛」の貴重な音声が聴けるQRコードが付いた栞が入っています。