ぱんとカマキリ 人生はきれいです / マルーチャ、みーこ
18cm×13cm 144P
不法滞在などを理由に収監された外国人の人権擁護に携わる「みーこ」さんと、イラン人のマルーチャさんとの交流を綴った一冊。
みーこさんは、知る人ぞ知る異色の漫画家・画家であり、バンド「シラオカ」のリーダー、こいけぐらんじの母でもある人物。2023年に自費出版でひっそりと刊行され、あっという間に完売した名著が、このたび装丁を新たにして完全復刻されました。
イラン・イラク戦争に従軍した後、国外へ出て、仕事を求めて日本へやってきたマルーチャさん。収容施設での面会や手紙のやりとりを通して、二人は生きることの楽しみや悲しみを語り合い、料理のレシピを伝え合い、絵を描きました。
そこから自然と浮かび上がってくるのは、国や戦争、戦時下の市民の暮らし、人の権利といった大きな問題。けれど、それらを声高に訴えるのではなく、あくまで人と人との「あたりまえ」の交流や会話を通して語られるからこそ、ひとつひとつの問題が生々しく、身近なものとして感じられます。
一方で、日本で出会った「最高に美しい昆虫」の話や、マルーチャさんが得意だった料理についてのやりとりは、具体的でユーモラス。独特の絵を添えたレシピ集のようになる場面もあり、思わず笑ってしまいます。
優しいからこそ厳しく、厳しいからこそ美しい。遠い国の出来事や社会の問題を、「人と人が出会う」という小さなところから考えさせてくれる、とてもあたたかな一冊です。
「人間いつも忘れる、もうすぐ死ぬということを」
「あなたは全然戦争を見てないから戦争を感じる為にもっと書きます」
不法滞在などを理由に収監された外国人の人権擁護に携わる「みーこ」さんと、イラン人のマルーチャさんとの交流を綴った一冊。
みーこさんは、知る人ぞ知る異色の漫画家・画家であり、バンド「シラオカ」のリーダー、こいけぐらんじの母でもある人物。2023年に自費出版でひっそりと刊行され、あっという間に完売した名著が、このたび装丁を新たにして完全復刻されました。
イラン・イラク戦争に従軍した後、国外へ出て、仕事を求めて日本へやってきたマルーチャさん。収容施設での面会や手紙のやりとりを通して、二人は生きることの楽しみや悲しみを語り合い、料理のレシピを伝え合い、絵を描きました。
そこから自然と浮かび上がってくるのは、国や戦争、戦時下の市民の暮らし、人の権利といった大きな問題。けれど、それらを声高に訴えるのではなく、あくまで人と人との「あたりまえ」の交流や会話を通して語られるからこそ、ひとつひとつの問題が生々しく、身近なものとして感じられます。
一方で、日本で出会った「最高に美しい昆虫」の話や、マルーチャさんが得意だった料理についてのやりとりは、具体的でユーモラス。独特の絵を添えたレシピ集のようになる場面もあり、思わず笑ってしまいます。
優しいからこそ厳しく、厳しいからこそ美しい。遠い国の出来事や社会の問題を、「人と人が出会う」という小さなところから考えさせてくれる、とてもあたたかな一冊です。
「人間いつも忘れる、もうすぐ死ぬということを」
「あなたは全然戦争を見てないから戦争を感じる為にもっと書きます」
