「らしさ」について考えた / 畑中章宏

「らしさ」について考えた / 畑中章宏

販売価格: 2,970円(税込)

数量:
17cm×12cm 208P


編集者で民俗学者の畑中章宏による、「らしさ」をめぐる評論集。

「男らしさ」「女らしさ」「もっともらしさ」「わざとらしさ」……。私たちが何気なく使っている「らしさ」という言葉には、いったいどこから来たのかもわからない、さまざまな価値観や規範が潜んでいます。

本書は、そんな身近な「らしさ」を民俗学の視点からひもとき、その成り立ちや、それが私たちの意識や行動を縛る仕組みを考えていきます。ジェンダーやアイデンティティから、AIと人間の関係まで、現代のさまざまな問題に光を当てながら、「らしさ」とは何なのかを問い直します。

「何かしらの通念に依拠する『らしさ』群は、曖昧な観念にもとづく規範的な力が不安を助長する(中略)。ただいっぽうで、『らしさ』のない社会も無味乾燥なものである。押しつけられた『らしさ』に抗しつつ、豊かな『らしさ』を生みだせないものか」
(本文より)

日常のなかにある、あたりまえのようでいて不思議な言葉を手がかりに、社会や人間の姿を捉え直す一冊です。