あるはずの試み / 友田とん 【サイン本】

あるはずの試み / 友田とん 【サイン本】

販売価格: 2,420円(税込)

数量:
18cm×12cm 224P


本屋の棚の向こう側には、いったい何があるのか。

『『百年の孤独』を代わりに読む』『「手に負えない」を編みなおす』など、日常のささやかな営みに目を向け、そこに独特の可笑しさや違和感を見つけてきた友田とんによるエッセイ・小説集。

本書の中心となるのは、連作エッセイ「本屋に行く」。本屋の棚や本を眺めながら、ふと浮かんだ疑問や、どうでもよさそうでいて妙に気になることを手がかりに、思考は思いもよらない方向へと進んでいきます。

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「パックの反対面には様々な情報が列挙されている。成分、製造者やその所在地、「アレルギー物質 乳成分」というもっともな表記もあるが、ここで気になるのが「120℃ 2秒の殺菌」だ。これ自体は見慣れた文言であるが、それをどうやってやっているのか? 鍋でぐつぐつと沸かすのだろうか。それとも、120℃に熱せられた管を2秒で通過させるといったやり方だろうか。わからない。読んだ者に決してわからないのに、決まってこう書いてある。ここにわかりやすさとは無縁の言葉がある。」
(本文より)


各媒体で発表された作品を精選し、書き下ろしを加えて単行本化。何気ないものを見過ごさず、少し立ち止まって考えてみることで、いつもの世界がほんの少しおかしく、そして面白く見えてくる一冊です。