A TREE OF NIGHT / 今井智己

A TREE OF NIGHT / 今井智己

販売価格: 2,420円(税込)

25.7cm×18.2cm 24P

限定700部。エディション、サイン入り。

写真集『真昼』(青幻舎/2001)『光と重力』(リトルモア/2009)や、数々の個展で、三脚を据え4×5をメインカメラに作品を発表しつづけてきた今井が、町口覚の勧めで、35ミリフィルムにとりくんだ作品を収録。

古びたカフェのエントランス、公園の噴水、オフィス街の交差点で信号待ちをする男女、檻のなかの白い鳥… 透明な光につつみこまれた美しく清冽な16点の風景とともに、8点の点字図書のページがならぶ。点字で書かれたテキストは見開きの片ページのイメージと呼応しており、トルーマン・カポーティの短編集『夜の樹』から複写されている。

写真家がものを見るということはどういうことなのか。視力を喪失した人にとって写真の意味はあるのか。写真家と目の見えない人とは決して交わることはできないのか… 異なる角度から写真をみつめなおしたくて、自らにくりかえす問いの答えに近づくために、展示図書という題材がえらばれた。見えるものと見えないものを行き交う旅の行方をファインダーの向う側ではなく、自身の内側に追い求めようとして写真家がさまよう迷宮は、とめどなく美しく、深く、そして、哀しい。

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