落としもの / 横田創

落としもの / 横田創

販売価格: 1,944円(税込)

数量:
18.2cm×12.8cm 249P
 
『(世界記録)』で群像新人文学賞を受賞、『裸のカフェ』で三島由紀夫賞候補となった作家、横田創による最新短編集。



最初は踏切のあいだに落ちていたバッグだった。わたしは落とし主より一瞬早くそのバッグを奪い取ってしまった。ただそれだけだった。けど、いまにして思えば、それが最初の出来事だった(「落としもの」)。

寝たきりになったおかあさんのおかあさん、おばあちゃんの話し相手として過ごした小学五年生の夏(「お葬式」)。

バイト仲間と雑魚寝をしたまみは誰かに尻を触られていた(「いまは夜である」)。



他者と共に。その傍らで。生き生きとした不安が、右に左に大騒ぎをする。
表題作「落としもの」を含む6作品の単行本未収録作品を収録。