WHEN I WAS A BOY / KATRIEN DE BLAUWER

WHEN I WAS A BOY / KATRIEN DE BLAUWER

販売価格: 5,940円(税込)

21.5cm×27.5cm 32P
限定500部

ベルギー出身のフォトグラファー、Katrien De Blauwerによる作品集。

彼女は自らのことを、カメラを持たないフォトグラファーと称し、フォトモンタージュやフィルム編集を手法に作品を発表しています。彼女の作品は「記憶」が大きなテーマとなっています。古い雑誌や論文の写真を収集し、それらポートレート写真から切り取った身体部分を使用することにより、親密さと匿名性を組み合わせた新しい物語を提示しています。一人の個人と識別することが不可能であることを強調しながら、一種の普遍化をもたらす一方で、ストーリーの中に自分自身を投影することも可能にしているのです。


本作はフランスとスウェーデンを拠点とする出版社「LIBRARYMAN」の季刊写真集プロジェクト「Seasons Series」の一作目(Spring)として刊行。

あるカテゴリーにあてはまるアーティストたちが、一つの同じ条件のもと一冊の本の形で表現するという一貫した企画だが、それぞれの作家が持つ視点によって個々の違いが表出する。かつ、季節ごとに登場する作家のセレクションとコンテンツが各々の作品そのものを際立たせながらも、全作品集を通してサイズやページ数、デザインは統一される。四季を用いる手法は、韓国の映画監督キム・ギドク(Kim Ki-duk)の映像作品「春夏秋冬そして春(英題: Spring, Summer, Fall, Winter… and Spring)」(2013)から着想を得ており、四季を生涯に見立て様々な俳優陣が一人の主人公の一生を演じているこの作品は、湖中の庵に暮らす一人の父的存在が印象的である。この映像作品はとりわけ四季の風景の移り変わりに沿った物語の形式であり、そのことが主人公の成長に影響を与えているが、今回の企画「Seasons Series」は、各作品が季節の違いを感じさせつつも、シンプルかつ深遠なアイデア、その精神性や人間の情熱を軸とする。