五月の風―山尾三省の詩のことば / 山尾 三省
五月の風―山尾三省の詩のことば / 山尾 三省
販売価格: 2,530円(税込)
18.2cm×12.8cm 336P
60年代後半、コミューン運動「部族」に参加、77年からは家族とともに屋久島に移住し、耕し、詩作し、祈る暮しを続けた詩人、山尾三省(1938〜2001年)の後期の代表作である詩集『新月』『三光鳥』『親和力』、および雑誌『くだかけ』に収録・発表された詩と散文の作品を収録し、詩人・批評家の若松英輔の解説を付した1冊。
五月の風が 耳元で
やさしく語る
ぼくはね
かつて生まれたこともない存在だから
死ぬこともない
ただ 今を 吹いているだけ
――山尾三省「風」
山尾にとって詩は、「いのち」の今と「いのち」の意味を見出す道程にほかならなかった。
——若松英輔「大地と火といのちのことば」
60年代後半、コミューン運動「部族」に参加、77年からは家族とともに屋久島に移住し、耕し、詩作し、祈る暮しを続けた詩人、山尾三省(1938〜2001年)の後期の代表作である詩集『新月』『三光鳥』『親和力』、および雑誌『くだかけ』に収録・発表された詩と散文の作品を収録し、詩人・批評家の若松英輔の解説を付した1冊。
五月の風が 耳元で
やさしく語る
ぼくはね
かつて生まれたこともない存在だから
死ぬこともない
ただ 今を 吹いているだけ
――山尾三省「風」
山尾にとって詩は、「いのち」の今と「いのち」の意味を見出す道程にほかならなかった。
——若松英輔「大地と火といのちのことば」