工芸青花 14号

工芸青花 14号

販売価格: 11,000円(税込)

30cm×21cm 160P
望月通陽の型染絵を貼付したページあり
限定1000部


『芸術新潮』『とんぼの本』などの編集を手掛けてきた編集者、菅野康晴さんが新たに立ち上げた「工芸」の雑誌。雑誌といっても布張り、ハードカバーで限定1100部と、もうこの本そのものが、ある種の工芸品のようなものかもしれません。

世代を問わず、骨董、工芸、建築をもう一歩、深く味わうための指南書です。


今号の記事は、陶芸家でギャルリももぐさ代表でもある安藤雅信さんと、北京を取材。雑誌『漢聲』編集者の黄永松のインタビューなど、「生活工芸」文化がひろく受容されつつある背景に迫る。その他、メキシコのブリキ絵を日本国内でもっとも蒐集した芹沢銈介のコレクションの紹介など。


■目次

1 北京の工芸
The Craft in Beijing
  ・胡同の文人 齋藤希史
  ・中国・現代・生活工芸 安藤雅信
  ・「文人」とはなにか 閑野譚
  ・一〇〇年前の北京と古美術 川島公之
  ・彼我のことなり 舟橋昌美

2 川瀬敏郎の花 大徳寺孤篷庵
Flowers by Toshiro Kawase at Koho-an, Daitokuji Temple in Kyoto
  ・シンをたてる 川瀬敏郎

3 メキシコのブリキ絵 芹沢銈介コレクション
Mexican Retablos from Keisuke Serizawa Collection
  ・対話の気配 高木崇雄
  ・キリスト教の奉納画 金沢百枝

連載 Series
  ・ロベール・クートラスをめぐる断章群8 堀江敏幸

扉の絵
精華抄