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迷うことについて / レベッカ・ソルニット

迷うことについて / レベッカ・ソルニット

販売価格: 2,640(税込)

商品詳細

19cm×13cm 236P


『説教したがる男たち』、#MeToo運動など、フェミニズムの騎手としても知られる、レベッカ・ソルニットによる哲学的エッセイ。


わたしたちから失われているときにだけ手にすることのできるものがある。そして、ただ遠くにあるというだけでは失われないものもある。
(本文より)


いにしえの哲学者は「それがどんなものであるかまったく知らないものを、どうやって探求しようというのか」と問うた。一見、この問いはもっともだ。でも、いつだってわたしたちが探しているのは、どんなものかまったくわからないものだ。

旧大陸からやってきて、いつしかアメリカ西部のどこかに姿を消した曽祖母。たどり着いた新大陸を10年にもわたってさまよった最初期の入植者カサ・デ・バカの一行。嵐のような10代の冒険をともに過ごし、ドラッグで命を落とした親友。ルネサンス以来描かれるようになった〈隔たりの青〉。かつて愛した砂漠のような男。父との確執。

ソルニット自身の人生と、アメリカを中心とした歴史と文化史に視線を向けて、メノンとソクラテス、ベンヤミンやヴァージニア・ウルフらとともに、迷うことの意味と恵みを探る傑作。