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カメラは光ることをやめて触った / 我妻俊樹
商品詳細
19cm×13cm 144P
怪談作家としても知られる歌人、我妻俊樹の短歌を初めて集成する待望の第一歌集。
誌上歌集「足の踏み場、象の墓場」から現在までの歌を含んだ唯一無二の686首。
【収録歌より】
名刺だよ 髪の毛を切って渡すと私のことに気づいてくれる
秋が済んだら押すボタン ポケットの中で押しっぱなしの静かな神社
渦巻きは一つ一つが薔薇なのに吸い込まれるのはいちどだけ
ガムを噛む私にガムの立場からできるのは味が薄れてゆくこと
橋が川にあらわれるリズム 友達のしている恋の中の喫茶店
怪談作家としても知られる歌人、我妻俊樹の短歌を初めて集成する待望の第一歌集。
誌上歌集「足の踏み場、象の墓場」から現在までの歌を含んだ唯一無二の686首。
【収録歌より】
名刺だよ 髪の毛を切って渡すと私のことに気づいてくれる
秋が済んだら押すボタン ポケットの中で押しっぱなしの静かな神社
渦巻きは一つ一つが薔薇なのに吸い込まれるのはいちどだけ
ガムを噛む私にガムの立場からできるのは味が薄れてゆくこと
橋が川にあらわれるリズム 友達のしている恋の中の喫茶店