- ホーム
- > 新刊書籍・リトルプレス
- > 新刊書籍・リトルプレス
- > 憶えている人 vol.1 / 関根愛
憶えている人 vol.1 / 関根愛
商品詳細
文筆家、映像制作者の関根愛による、不定期刊行書き下ろしエッセイ集、第一弾。
胸のうちにいる、もう会い交わることのない「人」のことを毎回さまざまなテーマをくくり、描いていくシリーズです。
第一弾は〈アルバイト篇〉。
少し風変わりな職種もふくめ、20年間で33のアルバイトに就いてきた著者が、その中でもとくに印象にのこっている人々との凝縮された時間を綴った13篇の書き下ろしを収録。
ーーー
憶病であるということは、
たくさん憶えているということだ
*
あれはどうしてそうだったろう
あの人にとって、人生は何だろう
夜になると光る星とおなじに
暗いときに光るものが人生にある
小さくて、こたえのない
とるにたらないことにほど宿るその光を
いつまでも憶えている
*
葬儀の配膳、牛乳配り、爺さんの家の掃除人、シッター、タワーマンションの受付―――
さまざまなアルバイト先での、十三篇の合縁奇縁
出会わなくてもよかった人はひとりもいなかった
こちらもおススメ!
-
旅のたのしみ / 甲斐 みのり
1,100円(税込)
19cm×13cm 189P 全国各地の喫茶店やお菓子、郷土玩具やクラシックホテルなど、これまでにたくさんの素敵なものや場所を紹介してきた文筆家、甲斐みのりによる「旅」テーマに編纂したエッ…
-
わたくしがYES / 松橋裕一郎
2,200円(税込)
19cm×13cm 344P 松橋裕一郎=少年アヤ。自身のセクシュアリティーをめぐる生きづらさと向き合い、エッセイなどで発信してきた少年アヤが、本名の「松橋裕一郎」で挑んだ「覚悟」の一…
-
日記の練習 / くどうれいん
1,870円(税込)
19cm×13cm 256P 再入荷しました。 俳句、短歌、エッセイなど幅広く活躍中の注目の作家、くどうれいんによる初めての日記&エッセイ集。 「おもしろいから書くのではない…
-
夢の採集 / ノブセノブヨ
1,100円(税込)
15cm×10cm 96P 愛知を拠点に活動中の詩人、イラストレーター、ノブセノブヨが、目覚めてなお強烈な印象を残し現実より生の実感を感じさせるあの夢の世界を、空想だけを頼りとしてどこまで解…
-
その日暮らし / 坂口恭平
1,760円(税込)
19cm×13cm 144P 建築、文学、美術、音楽、領域を超えて幅広い活動を展開する“まとまらない人”坂口恭平によるエッセイ集。 ――― ずっと向き合えずにいた寂しさの正体が…
-
花火と残響 / ササキアイ
1,980円(税込)
18cm×12cm 138P 「文学フリマ」で自費出版誌が話題となった作家・ササキアイ、待望のデビューエッセイ集。 === 予定通りに上手くいかなかった思い出ほど振り返ったとき…
-
増補版 にき 日記ブームとはなんなのか / 蟹の親子
990円(税込)
15cm×10cm 84P 再入荷しました。 「思い出すこと」を中心に据え、日記やエッセイなどを執筆している著者、蟹の親子が、2022年、2023年に自主制作した『にき』『浜へ行く』…
-
細部に宿る / 梶谷いこ
1,650円(税込)
14.8cm×10.5cm 152P 京都在住の文筆家、梶谷いこが、日々の暮らしの中で気づいたことを綴った随筆集。 傷だらけのステンレスボウル、まだ名前を知らなかった頃のナムルの味、…
-
724の世界 2023 / 吉本ばなな
1,980円(税込)
19cm×13cm 240P 再入荷しました。 作家、吉本ばななが綴った、2023年1月1日から12月31日の書き下ろし日記。 アブダビで本格的なアラビア語圏の文化に初めて触れ…
-
彗星の孤独 / 寺尾紗穂
2,310円(税込)
19cm×13cm 320P 唯一無二の音楽家にして文筆家の寺尾紗穂によるエッセイ集。 私も父も彗星だったのかもしれない。暗い宇宙の中、それぞれの軌道を旅する涙もろい存在。ふたつの…