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柳宗悦を考える / 李鳳來
商品詳細
長年、青山で朝鮮の古美術をあつかうk骨董美術商の李鳳來によるエッセイ集。
前著『李朝を巡る心』は、李朝の器物にひかれる人々のまっすぐな心情を描き、骨董本というジャンルをこえて読者の心をゆさぶりました。本書のテーマは大きくはふたつ。自伝(在日本大韓民国民団長だった父親ほか家族の話でもある)と、柳宗悦の朝鮮工芸論について。ふかくかかわった民藝関係者たちの逸話も貴重です。前著同様に熱く、痛切な文章ながら、読後感はすがすがしい──「李朝は」「民芸は」「井戸茶碗は」などと気がねなく口にする私たちに、そのすがすがしさのゆえんをかえりみるよう、やさしく/きびしく、うながしてくれる本でもあります。
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柳宗悦を知りたければ、まずは駒場の日本民藝館を訪れるべきだ。そこに陳列されている世界各国の美しいモノを観て、もし心を揺り動かされたら、また次の企画展を訪れればよい。そうして何回も足を運んでも、心の発動が薄れることがなかったら、人によっては柳の書いた本を読めばよい。逆の入り方はお勧めしない。モノに感動を覚えない人に、柳が書いたことの真意など理解できるはずがないからだ。(「柳宗悦を考える」より)
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