UNRAVEL: THE POWER AND POLITICS OF TEXTILES IN ART

UNRAVEL: THE POWER AND POLITICS OF TEXTILES IN ART

販売価格: 12,100(税込)

商品詳細

28.7cm×25cm 320P


1960年代から今日までの間に、テキスタイルの持つ変革的な可能性を追求してきたアーティストたちに光を当てる作品集。国際的に活躍する多様なアーティスト陣が生んだ100点以上の作品を収録。テキスタイル・アートがいかに美しく、そしていかに不穏さを孕むものにもなりうるか、そして古来より使い続けられてきた素材や製法がいかに境界を打ち砕くような革新性をもって改めて用いられているかを探る。

親しみやすい手仕事の作品から、大型の彫刻的インスタレーション作品まで、本書はパシタ・アバド(Pacita Abad)、南米チリのキルトの一種「アルピジェラ(arpilleristas)」、ホセ・レオニウソン(José Leonilson)といったアーティストたちが遺した作品を称え、また、イグシャーン・アダムス(Igshaan Adams)、トレイシー・エミン(Tracey Emin)、セシリア・ビクーニャ(Cecilia Vicuña)、シェイラ・ヒックス(Sheila Hicks)のような今なお活躍するアーティスト陣や、より若い世代の作品にも目を向ける。

美術史家であり考古学を研究するジュリア・ブライアン゠ウィルソン(Julia Bryan-Wilson)、キュレーターのミゲル・A・ロペス(Miguel A. Lopez)、哲学者でありアーティストとしても活動するデニス・フェレイラ・ダ・シルヴァ(Denise Ferreira da Silva)による書き下ろしエッセイのほか、キュレーターのミシェル・アドラー(Michelle Adler)、キュレーターで作家、研究者であるディエゴ・チョカーノ(Diego Chocano)、「バービカン・アート・ギャラリー」をはじめロンドンのさまざまなギャラリーを中心にキュレーターとして活動してきたウェルス・フレイ・スミス(Wells Fray-Smith)、同じく「バービカン・アート・ギャラリー」のキュレーターであるロッテ・ジョンソン(Lotte Johnson)、美術史家であり「アムステルダム市立美術館」のキュレーターを務めるアマンダ・ピナティ(Amanda Pinatih)によるテキストを収録。美しくい装丁で仕上げられた本書は、世界中から著名なアーティストたちを集め、歴史や人種、ジェンダー、性的表現、階級といった固定概念に立ち向かうテキスタイルが持つ驚くべき可能性、そして、いかにして抵抗と復興への強大な力となりうるかを明らかにする。