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他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学 / 磯野真穂
商品詳細
出会いという偶然を受け止めて、はじめてラインを描き出す“私とあなた”。他者と生きていくというのはどういうことなのか。
人類学者・磯野真穂が、病いを抱える人々と医療者への聞き取り、臨床の参与観察、人類学の知見をもとに、現代社会を生きる人間のあり方を根源から問い直す。
著者の提示する「関係論的人間観」とは、他者との関わりの中ではじめて“この私”が立ち現れると考えるもの。不調の始まる前から病気の事前予測を可能にし、予防的介入に価値を与える「統計学的人間観」とも、“自分らしさ”礼賛の素地となる「個人主義的人間観」とも違う第三の人間観。
丹念な調査に裏付けされた生の声と具体例(「血液ドバドバ」とか例えがいちいち面白いんですよね…)、先行研究と考察を重ねていった末に至る終章は、『急に具合が悪くなる』(晶文社)の共著者である、哲学者・宮野真生子と人類学者・木村大治を参照しつつ、人と人が出会うこと、偶然という深淵、他者と共に生きるということを考えていきます。
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