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写真の体毛 / 佐内正史

商品詳細

26cm×16cm 512P

写真集『生きている』で鮮烈なデビューを果たし、普遍的な日常の風景に、得も言われぬ共感性を漂わせた作品が、多くのフォロワーを生み出し多大な影響を与え続けている写真家、佐内正史による写真集。

本作は、1996年から2022年にかけて撮影された写真を、全512ページという大ボリュームでまとめたもの。全編裁ち落とし、W表紙で前後どちらから見てもOKな造本設計。異国の風景、都市に集う人々、田舎の畦道、自動販売機、ミュージシャン、車に餃子……。実に雑多で、場所も時間もバラバラなイメージが、写真の等価性を改めて認識させる。

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写真って暖かいなと思った、でも、
人の暖かさじゃなくて、猫の毛の暖かさ
動物の暖かさなんだなと思った、
言葉が無い、ご飯あげるだけでいいっていうか、
ご飯の暖かさ、ページをめくると、
写真の動きがでてきた、ロマンがある写真集ができた。


写真を撮って、忘れる事ができる、
撮って、プリントして、構成して、印刷して、
忘れていく、穏やかさがある、穏やかな本になる、
穏やかな本をめくっている、
電線に鳥が2羽とまってるのか、
3羽とまっているのか、
写真は、私の代わりに、曖昧を定着させていく。
― 佐内正史