- ホーム
- > 新刊書籍・リトルプレス
- > 新刊書籍・リトルプレス
- > 戦前生まれの旅する速記者 / 佐々木光子
戦前生まれの旅する速記者 / 佐々木光子
商品詳細
本書は、大正最後の年=1926年に生まれて、80歳になるまで速記者を続けた佐々木光子さんの人生を聞き書きしたもの。
速記一本で時代を駆けてきた女性の
軽やかなキャリアと人生の軌跡
「こういう話、面白い? そう。じゃあよかったわ。」
佐々木さんは戦前に女学校で速記を学び、日本銀行に勤め、戦後にフリーの速記者として独立。NHKラジオでは寄席で落語を書き起こし、雑誌「平凡」では作家や俳優の座談会を活字にまとめ、青山学院では速記の講師を担い、経済界では田中角栄をはじめとした歴史に名を残す政治家たちの会合にも臨席。速記の国際会議をきっかけに40代でフランス語を学び始め、語学留学と海外旅行を重ねるようになりました。
何歳になっても好奇心を失わず、時代に流されることもなく、速記という仕事一筋に駆け抜けてきた佐々木さんの約1世紀にわたる人生は、今とこれからを生きる私たちに大きな気づきをもたらしてくれるはずです。
本書に収録した主なエピソード
・樺太の職工だった父が残した月給袋
・日本銀行の地下室の秘密
・速記で乗り越えた新円切り替え
・いわさきちひろが描いてくれた絵
・田中角栄の一言「速記屋さんご苦労さん」
・家を建てるために箱根で働く
・デンスケ(テープレコーダー)の普及
・速記者御用達の原稿用紙とペン
・フランス滞在。異国の文化を生きる
・ベルリンの壁を越えた先の光景
こちらもおススメ!
-
夏葉社日記 / 秋峰善
1,650円(税込)
15cm×10cm 200P 再入荷しました。 就職した出版社で働くもうまくいかず途方に暮れていたところ、幸運なことに、憧れのひとり出版社・夏葉社で働けることになった著者が、代表・島田…
-
青春ばかり追いかけている、なにもかも誰より一番慣れない / 古賀及子、スズキナオ
1,320円(税込)
18cm×10cm 104P 再入荷しました。 以前から公私ともに親交があり、同世代のエッセイスト仲間でもある古賀及子さんとスズキナオさん。2人が「大人の感情」をテーマに交わした往復書…
-
Knitting ’n Stitching Archives. / 宮田明日鹿 Asuka Miyata
3,850円(税込)
15cm×15cm 320P 初版限定2000部 アーティスト・宮田明日鹿が2017 年より名古屋市港区で主宰している「港まち手芸部」の作品集。 活動の中で出会った60代〜90代…
-
編むことは力──ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる / ロレッタ・ナポリオーニ(著)、佐久間裕美子(訳)
2,970円(税込)
19cm×13cm 208P 再入荷しました。 個人と政治、愛と経済を結びつけ、社会を幾度となく編み直してきたパワーの歴史をたどるノンフィクションエッセイ。 本書では著者自身の個人的…
-
トレーニング(「シリーズ人間」第1号)/ 木耳
1,100円(税込)
15cm×10cm 80P 基本的に商業デビューしていない様々な立場の書き手を著者に立て、エッセイや小説、詩、短歌、4コマ漫画、画集、写真集とジャンルレスな内容(基本:文+インタビュー)で刊行…
-
白夜紀行 / 図Yカニナ
990円(税込)
15cm×10cm 214P 再入荷しました。 漫画家、映画監督などを経て現在は二児の母として子育てをしながら文筆家として活動中の図Yカニナによる旅日記。 白夜の季節を迎えたフィ…
-
それはただの偶然 / 植本一子
1,540円(税込)
15cm×10cm 182P 自身の経験を真摯に文章にしてきた写真家、文筆家の植本一子によるエッセイ集。 いつか別れる日のために どこまでも一緒に歩いた わたしたち 今…
-
地震日記 能登半島地震発災から五日間の記録 / 鹿野桃香
1,000円(税込)
21cm×15cm 36P 再入荷しました。 2024年の元旦に起きた能登半島地震で被災した著者が、発災からの5日間を、日記と写真で記録した1冊。 その時とった行動、感じた恐…
-
アジアを読む文芸誌『オフショア』第四号
1,980円(税込)
19cm×13cm 198P 様々な寄稿者を迎え、アジアのインディー音楽やインディペンデントなアート・シーンをはじめとする様々なカルチャーを、エッセイや論考、創作などを通じて紹介していく「アジ…
-
アジアを読む文芸誌『オフショア』第三号
1,650円(税込)
19cm×13cm 174P 様々な寄稿者を迎え、アジアのインディー音楽やインディペンデントなアート・シーンをはじめとする様々なカルチャーを、エッセイや論考、創作などを通じて紹介していく「アジ…