[新版] 傘下 / 立花文穂

[新版] 傘下 / 立花文穂

販売価格: 3,300(税込)

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商品詳細

21cm×15cm 168P
限定2500部


アーティスト・立花文穂による作品集。

広島平和記念公園の慰霊碑の地下には100冊を超える原爆死没者名簿が安置されています。毎年、地下から取り出し「風通し」をおこない、その年にあらたに亡くなった被爆者の名前を書き加え、8月6日に戻します。2024年は、あらたに4100人の名前が記帳されました。

かつて立花さんのお父さんはその何冊かの「名簿」を担当した製本職人でした。数年前まで広島市にあった父の製本所が閉じたあと、美術家の立花文穂は広島と東京を写真におさめ、兄の演出家で彫刻家の立花英久は小説「親愛なる日記へ」を書きおろし、この本が生まれました。帯に「ぼくの家族の本のはなし。」と手書きしているように、これは立花家が家族で広島と向き合った本なのです。


本書は、立花文穂が自ら製本・刊行した350部の限定版「傘下」(2020年刊)を底本としつつ、全編を英訳した日英対訳版として新装復刊したもの。