- ホーム
- > 新刊書籍・リトルプレス
- > 新刊書籍・リトルプレス
- > 世界の適切な保存 / 永井玲衣
世界の適切な保存 / 永井玲衣
商品詳細
世界を、目の前にいるひとを、もっと「よく」見たい。聞きたい。触れたい。
そのうつくしさを、その切実さを。
当店でも長く、手にとられている『水中の哲学者たち』お馴染みの哲学者・永井玲衣による、待望の最新刊。
本書は、子どものころの永井さんの、とある癖の話から始まる。
授業中にふと、今、「か」が足りないんじゃないかと思い、それを埋めるように小さく「かかかか」と連続してつぶやく。あるいは、その日入った店やホテルのスタッフの名前をひたすら記録する。どちらも、「世界の保存」に関わる意識なのだという。確かに変わってはいるけれど、その行為にはある種の切実さを感じる。
そうやって、世界に触れてきた人が今、哲学者になった。
ことばでぐぐっと世界にもぐる、混沌とした世界をことばでかたどる、思索的実験に満ちた一冊です。
こちらもおススメ!
-
水中の哲学者たち / 永井玲衣
1,760円(税込)
19cm×13cm 286P 再入荷しました。 「はたらくとは何か」「死んだらどうなる」「夢と現実の違いは?」など、ひとつのテーマについて皆が深く考える“哲学対話”のファシリテーター…
-
大崎清夏詩集 / 大崎清夏
2,420円(税込)
19cm×13cm 256P 再入荷しました。 中原中也賞を受賞した詩人であり作家の大崎清夏による、第1詩集『地面』、第2詩集『指差すことができない』(中原中也賞受賞)、第3詩集『新…
-
私運転日記 / 大崎清夏
1,980円(税込)
15cm×13cm 168P 再入荷しました。 中原中也賞を受賞した詩人であり作家の大崎清夏による初めての日記集。 “出会っても出会っても、歳をとればとるほど、自分のことを…
-
目をあけてごらん、離陸するから / 大崎清夏
1,650円(税込)
18cm×10cm 216P 再入荷しました。 『踊る自由』『新しい住みか』などの著作を持つ詩人、大崎清夏さんによる初の小説・散文作品集。 友人の本棚で見つけた『フラニーとズー…
-
哲学対話日記 / 小川泰治(編)
1,000円(税込)
19cm×13cm 106P 再入荷しました。 様々なバックグラウンドを持つ人同士が集まり、哲学的な思考を通じて対話することで、お互いの違いを認めたり、共通の課題に対して考えを深める「…
-
犬ではないと言われた犬 / 向坂くじら
1,760円(税込)
19cm×12cm 216P デビュー詩集『とても小さな理解のための』が各所で話題になり、初小説『いなくなくならなくならないで』が、第171回芥川賞候補作品にもなった、現在最も注目を集める…
-
その日暮らし / 坂口恭平
1,760円(税込)
19cm×13cm 144P 建築、文学、美術、音楽、領域を超えて幅広い活動を展開する“まとまらない人”坂口恭平によるエッセイ集。 ――― ずっと向き合えずにいた寂しさの正体が…
-
野生のしっそう 障害、兄、そして人類学とともに / 猪瀬浩平
2,640円(税込)
19cm×13cm 304P 文化人類学者の猪瀬浩平が、知的障害があり自閉症者でもある兄とともに考えた、実践的で新しい人類学エッセイ。 知的障害があり自閉症者でもあるが、さまざま…
-
口の立つやつが勝つってことでいいのか / 頭木弘樹
1,980円(税込)
19cm×13cm 272P 再入荷しました。 20歳のときに難病になり、13年間の闘病生活を送ったことをきっかけに『絶望名人カフカの人生論』を編訳し、話題となった文学紹介者・頭木弘…
-
ことばの共同体 / 岩瀬崇
2,530円(税込)
21cm×15cm 64P 初版限定300部(表紙2種・白黒あり) 岐阜県郡上市の最奥に位置する集落、石徹白にある、対話や瞑想、食事や宿泊など、“時間”をあじわうための場「あわ居」を主宰…