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世界の適切な保存 / 永井玲衣
商品詳細
19cm×13cm 288P
世界を、目の前にいるひとを、もっと「よく」見たい。聞きたい。触れたい。
そのうつくしさを、その切実さを。
当店でも長く、手にとられている『水中の哲学者たち』お馴染みの哲学者・永井玲衣による、待望の最新刊。
本書は、子どものころの永井さんの、とある癖の話から始まる。
授業中にふと、今、「か」が足りないんじゃないかと思い、それを埋めるように小さく「かかかか」と連続してつぶやく。あるいは、その日入った店やホテルのスタッフの名前をひたすら記録する。どちらも、「世界の保存」に関わる意識なのだという。確かに変わってはいるけれど、その行為にはある種の切実さを感じる。
そうやって、世界に触れてきた人が今、哲学者になった。
ことばでぐぐっと世界にもぐる、混沌とした世界をことばでかたどる、思索的実験に満ちた一冊です。
世界を、目の前にいるひとを、もっと「よく」見たい。聞きたい。触れたい。
そのうつくしさを、その切実さを。
当店でも長く、手にとられている『水中の哲学者たち』お馴染みの哲学者・永井玲衣による、待望の最新刊。
本書は、子どものころの永井さんの、とある癖の話から始まる。
授業中にふと、今、「か」が足りないんじゃないかと思い、それを埋めるように小さく「かかかか」と連続してつぶやく。あるいは、その日入った店やホテルのスタッフの名前をひたすら記録する。どちらも、「世界の保存」に関わる意識なのだという。確かに変わってはいるけれど、その行為にはある種の切実さを感じる。
そうやって、世界に触れてきた人が今、哲学者になった。
ことばでぐぐっと世界にもぐる、混沌とした世界をことばでかたどる、思索的実験に満ちた一冊です。