底にタッチするまでが私の時間 / 木村衣有子

底にタッチするまでが私の時間 / 木村衣有子

販売価格: 1,760円(税込)

商品詳細

19cm×13cm 136P


新宿の名物店『ビア&カフェ ベルク』が1994年から2006年の間に発行した「ベルク通信」1号から150号までの掲載記事の中から、文筆家、木村衣有子がよりぬき編集し、エッセイを加えた1冊。

おいしいビールにコーヒー、そしてホットドッグ。新宿駅ビルという日本最大の繁華街で、いち飲食店としての矜持を大切にしながら、逞しく生き抜いてきた、ベルク。
本書に書かれているのは、飲食店の話でありながら、人は何を幸せだと思うか、という普遍的な命題に他ならない。いい店であるために努力するということは、すなわち人を見つめ、社会を見つめるということなのだ。


目次:
・よりぬきベルク通信(いらっしゃいませ/お客/コーヒー/味/ここで働く/ビール/無駄なものを削れば必要なものを守ることには、ならない/誰かの記憶と結びつかなければ始まらないとすら私は思うのです)
・グラビア「近頃のベルク」
・エッセイ「サイレントベルク2021春」「ベルクに行けばなんとかなる」木村衣有子
・編集後記「駆け出しベルク通信、今日に至る 愛染恭介(「ベルク通信」編集長)」