葬いとカメラ / 金セッピョル、地主麻衣子

葬いとカメラ / 金セッピョル、地主麻衣子

販売価格: 1,980(税込)

商品詳細

19cm×13cm 200P

再入荷しました。


お墓をテーマに映像作品を制作しているアーティスト・地主麻衣子と、自然葬を研究している文化人類学者・金セッピョルの発案で集まった、瓜生大輔、川瀬慈、鄭梨愛、二藤建人、土居浩、堀田あゆみ、ハイン・マレー、門馬一平、山田慎也ら11名の研究者とアーティストがそれぞれの視点から見つめた「死」と「葬い」についてのディスカッションの記録。

壊される無縁仏、自然葬と家族の葛藤、葬儀を撮ることの暴力性、在日コリアンのお墓、研究映像とアート作品、簡素化される葬儀と、葬いの個人化…。対話を重ねていくうちに、葬いの儀式の現状の変化、現代社会が抱える問題点や、倫理観と信仰心の変遷、研究とアートの“嚙み合わなさ”など、答えのでないいくつもの問いが浮き彫りになっていきます。

とかく葬儀は、最も前例と常識が重視される場面でありながら、本来の意味は失われどんどん形骸化されつつあるようにも見えてしまいます。
そもそも葬いって誰のためのもの?今、「当たり前」とされていることは、どうしてそうなっているのだろう?

信仰や儀礼、ふるさとのことなど様々な事柄に密接にかかわっている「葬い」。これからの「葬い」の在り方について考えていくベースにしたい一冊です。