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今を生きる思想 宮本常一 歴史は庶民がつくる / 畑中章宏
商品詳細
『忘れられた日本人』で知られる民俗学者・宮本常一とは何者だったのか。その民俗学の底流にある「思想」を、現代の民俗学者・畑中章宏が紹介した宮本常一入門書。
「大きな歴史」から零れ落ちる「庶民の歴史」。日本列島のすみずみまで歩き、聞き集めた小さな歴史の束から、世間や民主主義、多様な価値、さらには「日本」という国のかたちをも問いなおす。傍流として、主流が見落としてきた無名の人びとの「語りの力」を信じて――。
「宮本の民俗学は、私たちの生活が『大きな歴史』に絡めとられようとしている現在、見直されるべき重要な仕事だと私は考える。これほど生活に密着し、生活の変遷を追った仕事は、日本の近現代でほかにはみられないからだ。宮本は庶民の歴史を探求するなかで、村落共同体が決して共同性に囚われてきただけではなく、『世間』という外側と絶えず行き来し流動的な生活文化をつくってきたことも明らかにする。そしてそれは、公共性への道が開かれていたと解釈することができるのだ。また近代を基準にみたとき、さまざまな面で遅れているとされてきた共同体の生活、あるいは慣習のなかに、民主主義的な取り決めをはじめ、民俗的な合理性があったことも裏づける」――「はじめに」より
【関連イベント】
畑中章宏の民俗学的読書術 第5回 宮本常一『忘れられた日本人』
日時:2023年6月25日(日) 14時〜16時
参加費:1,500円(会場参加 or オンライン参加:アーカイブ配信あり)
※会場参加の場合はON READINGお買物券500円分付
ご予約:https://onreading.jp/event/htnk5/
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