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残らなかったものを想起する──「あの日」の災害アーカイブ論 / 高森順子・編
商品詳細
能登半島地震、東日本大震災、阪神・淡路大震災、御嶽山噴火……
巨大災害が頻発するこの国では、防災、減災、命の大切さといった「残すべき目的」を掲げた「アーカイブ」が作られ続けています。
本書は、『10年目の手記』『震災後のエスノグラフィ』の高森順子が編者となり、語り、復元模型、被災写真、報道写真、育児日記、絵画、手記集、朗読、展覧会、記念式典、災害遺構、文化施設、映像、美術館、演劇など、様々なメディアの形式、様々なアプローチで「残らなかったもの」への想起の回路を開こうとするユニークな15の実践を紹介した一冊。
「あの日」以前の風景や記憶、災害を直接体験していない人々(未災者)と出来事をつなぐ取り組み、残ったものから残らなかったものを思い出すこと、意図せぬ形で伝わること。
迷いながら、衝突しながら、関わっていくなかで見えてくるもの。災間を生きる私たちのよすがとなり得る実践のヒントが詰まっています。
執筆者:
高森順子、⽮守克也、杉山高志、磯村和樹、槻橋修、溝口佑爾、松本篤、林田 新、武居利史、佐藤李青、竹久 侑、福田 雄、林勲男、⾨林岳史、青山太郎、富田大介、⼭内宏泰
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