【サイン本】おかわりは急に嫌 私と『富士日記』/ 古賀及子
19cm×13cm 240P
初回入荷分サイン入り
武田百合子生誕100年を記念した、注目の日記・エッセイの書き手、古賀及子による『富士日記』再読エッセイ。
戦後日記文学の白眉とされる武田百合子『富士日記』のきらめく一節をあじわいながら、そこから枝分かれするように生まれてくる著者自身の日記的時間をつづる。
* * *
ルーティーンのなかには細かく細かく、たくさんのいつもの行動がある。繰り返しのことだと、好きだとか苦手だとか、だんだん感じにくくなっていく。「しゃがんで動物に御飯をやる」ことに、ここ、と矢印をつけて好きと言えるのは稀有だと思う。
それくらい、日常というのは人に構ってくれないものだ。
(本文より)
初回入荷分サイン入り
武田百合子生誕100年を記念した、注目の日記・エッセイの書き手、古賀及子による『富士日記』再読エッセイ。
戦後日記文学の白眉とされる武田百合子『富士日記』のきらめく一節をあじわいながら、そこから枝分かれするように生まれてくる著者自身の日記的時間をつづる。
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ルーティーンのなかには細かく細かく、たくさんのいつもの行動がある。繰り返しのことだと、好きだとか苦手だとか、だんだん感じにくくなっていく。「しゃがんで動物に御飯をやる」ことに、ここ、と矢印をつけて好きと言えるのは稀有だと思う。
それくらい、日常というのは人に構ってくれないものだ。
(本文より)