野に遺賢をさがして──ニッポンとことこ歩き旅 / 森まゆみ
19cm×13cm 256P
聞き書きの名手で文筆家の森まゆみが、日本各地を歩き、歴史や文化に深く根ざした人々との出会いを綴った紀行エッセイ集。
五日市で民衆の側から私擬憲法を夢みた深沢権八、理想の共同体をめざして宮崎に孤児院を開いた石井十次、鳥取で文化財保存と民藝運動を広めた耳鼻科医師・吉田璋也、宮沢賢治に学び雪深い新庄で農村運動と野外演劇に打ち込んだ松田甚次郎……立身出世にはつゆほども興味がなく、好きなことだけをし、誰かのために生きた人たち。
―――
なんでもない土地のように見えても歴史を持たない土地はない。
風光明媚な観光地ではないが、日本の各地には、豊かな文化を内包した場所が数々ある。
そして、そこには、都会では出会えない、型破りな人たちがいる。
立身出世に興味がなく、好きなことをし、誰かのために生きる……。
あえて地方に、地元に“残る”ことを選んだ人たちとの一期一会の旅の記録。
聞き書きの名手で文筆家の森まゆみが、日本各地を歩き、歴史や文化に深く根ざした人々との出会いを綴った紀行エッセイ集。
五日市で民衆の側から私擬憲法を夢みた深沢権八、理想の共同体をめざして宮崎に孤児院を開いた石井十次、鳥取で文化財保存と民藝運動を広めた耳鼻科医師・吉田璋也、宮沢賢治に学び雪深い新庄で農村運動と野外演劇に打ち込んだ松田甚次郎……立身出世にはつゆほども興味がなく、好きなことだけをし、誰かのために生きた人たち。
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なんでもない土地のように見えても歴史を持たない土地はない。
風光明媚な観光地ではないが、日本の各地には、豊かな文化を内包した場所が数々ある。
そして、そこには、都会では出会えない、型破りな人たちがいる。
立身出世に興味がなく、好きなことをし、誰かのために生きる……。
あえて地方に、地元に“残る”ことを選んだ人たちとの一期一会の旅の記録。