たしかに熊だが / いなもあきこ

たしかに熊だが / いなもあきこ

販売価格: 3,960円(税込)

数量:
19cm×13cm 404P

再入荷しました!

激動の大正・昭和初期の空気を、北海道の木彫り熊の誕生物語を通じて俯瞰する時代小説。

スイスから尾張徳川家当主が持ち帰った木彫り熊が、いかにして「八雲の熊彫」となったのか。
農村の若者たちの青春ストーリーを交えて描いた一冊です。

綿密なリサーチ、取材をもとに7年の年月をかけて書き上げた超大作。

柴崎重行、根本勲、鈴木吉次。。。
熊彫ファンにとってはお馴染みの面々が次々に登場します。
熊彫の史実に基づきつつ、エンターテイメントとして楽しめる内容に。

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(あらすじ)
大正末期、尾張徳川家第19代当主・徳川義親は、妻を伴って訪れたヨーロッパ旅行で、一体の“木彫り熊”に出合った。聞けば、スイスでは雪深い冬、農民たちがこうした土産物を「ペザントアート」として作り、生活の糧にしているという。義親はこのペザントアートを日本に持ち帰り、明治初期に旧尾張藩が開拓した北海道・八雲町で同じように「農民美術」として土産物産業を芽吹かせようと思いついた。これを受け、のどかな農村で暮らす当の八雲の人たちは、上へ下への大騒ぎだ。“殿”の奇想天外なアイデアを形にし、実現しなくてはいけないのだから。実行役は、刀を鍬に持ちかえた旧尾張藩の忠臣、そして農村にまで吹く新しい時代の風を感じ、何かやりたくてうずうずしている若き農民たち。その中からやがて、熱きハートを持った芸術家二人が生まれる。柴崎重行と、根本勲。彼らは農業と芸術の両立を模索し、「自分が本当に作りたいもの」を探して北海道をめぐる旅に出かけた―。