ghost of the ballast / Suguru RYUZAKI 龍崎俊
28.6cm×22cm 80P
東京を拠点に活動している写真家、龍崎俊によるPHOTO ZINE。
「砂利の亡霊」
僕の最も古い記憶の1つに、祖母と歩いた砂利道の記憶がある。
砂利道を踏みしめる音の記憶だ。
その道から続く養蚕場や縁日の参道に続く商店街は、今となっては本当に存在していたのかもわからない。
これらの僕によって撮影された写真群は、はたして僕が撮る意味または必然性があるのか疑問に思う時がある。
写真と手紙に親和性を感じる僕にとっては、そのような記憶が1つの物差しになる。
祖母が残してくれたお金で買ったカメラ。恋人と訪れた場所。父と母と久々に食事をした時と同じ日差し。それら全てが写真に乖離する時、それは手紙となり過去あるいは未来の自分へと飛び立っていくように見えるのです。
龍崎俊 Suguru RYUZAKI
写真家。1983 年生まれ。東京を拠点に活動中。
武蔵野美術大学造形学部映像学科中退後、ZINE の製作や個展を中心に活動している。2013 年には、「インディペンデントな意思を持ったアーティスト達による、インディペンデントなプロジェクト」というコンセプトに基づいたプラットフォーム / パブリッシングハウスであるSTAY ALONE を発足。また2016 年には、音楽家とのコラボレーションワークであるSAVAGE AND THOUGHT を自身で刊行している。
http://www.sugururyuzaki.com/
東京を拠点に活動している写真家、龍崎俊によるPHOTO ZINE。
「砂利の亡霊」
僕の最も古い記憶の1つに、祖母と歩いた砂利道の記憶がある。
砂利道を踏みしめる音の記憶だ。
その道から続く養蚕場や縁日の参道に続く商店街は、今となっては本当に存在していたのかもわからない。
これらの僕によって撮影された写真群は、はたして僕が撮る意味または必然性があるのか疑問に思う時がある。
写真と手紙に親和性を感じる僕にとっては、そのような記憶が1つの物差しになる。
祖母が残してくれたお金で買ったカメラ。恋人と訪れた場所。父と母と久々に食事をした時と同じ日差し。それら全てが写真に乖離する時、それは手紙となり過去あるいは未来の自分へと飛び立っていくように見えるのです。
龍崎俊 Suguru RYUZAKI
写真家。1983 年生まれ。東京を拠点に活動中。
武蔵野美術大学造形学部映像学科中退後、ZINE の製作や個展を中心に活動している。2013 年には、「インディペンデントな意思を持ったアーティスト達による、インディペンデントなプロジェクト」というコンセプトに基づいたプラットフォーム / パブリッシングハウスであるSTAY ALONE を発足。また2016 年には、音楽家とのコラボレーションワークであるSAVAGE AND THOUGHT を自身で刊行している。
http://www.sugururyuzaki.com/