説教したがる男たち / レベッカ・ソルニット

説教したがる男たち / レベッカ・ソルニット

販売価格: 2,640円(税込)

19cm×13cm 208P


今や辞書にも載っている「マンスプレイニング(manとexplainの合成語)」を世に広め、#MeTooへと続く大きなうねりを準備するきっかけのひとつとなった、レベッカ・ソルニットによる、今世紀のフェミニズムを牽引する傑作エッセイ。


女性は日々、戦争を経験している。どんなに頑張っても、話すこともできず、自分のいうことを聞いてもらおうとすることさえ、ままならない。ここはお前たちの居場所ではない。男たちは根拠のない自信過剰で、そう女性を沈黙に追い込む。

ソルニット自身がその著者とも知らず、「今年出た、とても重要な本を知っているかね」と話しかけた男。彼にそんな態度を取らせている背景には、男女のあいだの、世界の深い裂け目がある。性暴力やドメスティック・バイオレンスは蔓延し、それでいて、加害者の圧倒的割合が男性であることには触れられない。女性たちの口をつぐませ、ときに死に追いやる暴力の構造をあばき出し、想像力と言葉を武器に、立ち上がる勇気を与える希望の書。