花盛りの椅子 / 清水裕貴
花盛りの椅子 / 清水裕貴
販売価格: 1,980円(税込)
19cm×13cm 272P
写真家であり、「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞した小説家、清水裕貴による待望の第二作品集。
東日本大震災の椅子、伊勢湾台風の箪笥、関東大震災の襖、阪神淡路大震災の鏡、東日本大震災のベッドーー。
家具職人見習いの鴻池さんが働いているのは、様々な場所で被災し持ち主を失った家具を集め、新しい姿に生まれ変わらせるという、一風変わったリメイク家具を手掛ける「森野古家具店」。不思議なことに鴻池さんには他の人にはわからない家具の本来の姿や、家具が見てきた過去が見えるよう。古家具に付着した汚れや傷みを洗い流し、堆積した時間を丁寧に取り出していく中で、ひとつひとつの家具とに秘められた記憶に触れていきます。
私たちは生きていくために忘れていく。一方で、どうしても忘れられない過去が私たちを縛りつける。古家具を通して見えてくるのは、傷を抱えた人々がそれでも今を生きていくその一歩のちから。
鮮やかな情景と奇跡のような瞬間が胸を打つ、祝福に満ちた連作短編集です。
写真家であり、「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞した小説家、清水裕貴による待望の第二作品集。
東日本大震災の椅子、伊勢湾台風の箪笥、関東大震災の襖、阪神淡路大震災の鏡、東日本大震災のベッドーー。
家具職人見習いの鴻池さんが働いているのは、様々な場所で被災し持ち主を失った家具を集め、新しい姿に生まれ変わらせるという、一風変わったリメイク家具を手掛ける「森野古家具店」。不思議なことに鴻池さんには他の人にはわからない家具の本来の姿や、家具が見てきた過去が見えるよう。古家具に付着した汚れや傷みを洗い流し、堆積した時間を丁寧に取り出していく中で、ひとつひとつの家具とに秘められた記憶に触れていきます。
私たちは生きていくために忘れていく。一方で、どうしても忘れられない過去が私たちを縛りつける。古家具を通して見えてくるのは、傷を抱えた人々がそれでも今を生きていくその一歩のちから。
鮮やかな情景と奇跡のような瞬間が胸を打つ、祝福に満ちた連作短編集です。
