STONE FRUID / TOMOTERU NISHIMURA HOMME
15cm×21cm 40P
石や木など、自身で採集、作成したモチーフをもとに作品を制作するアーティスト、TOMOTERU NISHIMURA HOMMEによる作品集。
本作は「石の体液(STONE FRUID)」のシリーズをまとめたもの。
実物の石とスライムを撮影し、その写真を元に、アクリル絵具で忠実に模写した作品。
―――
例えばお昼ご飯を食べた後とかにソファにごろんとなって、いつのまにか眠ってしまったとして、1時間後くらいにぼんやり目が覚めてきて、あーそうかお腹いっぱいになって気が付かないうちに寝ていたのかと、なんとなく思い出しているその時間が僕が思うNOIDEAの感覚に一番近いのかなと思う。
目が覚めてぼんやりしているその時は周りの状況も分からなくて(日が暮れて部屋が暗くなってたりする)、時には自分が何者かもほんの数秒の間思い出せなかったりする。
そんな状態の僕には、あらゆる物事に対する観念や、経験的に積み重ねた知識が一時的に全くないように感じる。
もしそんな状態をキープしたまま、石と呼ばれる物を観察できたとしたらどうだろう。石に関する知識や、触った時の手触りなどの記憶がない状態で石と向き合えたら、一体どんな物として石と呼ばれるものを捉えるのだろう。
その可能性の一つとして触るだけで簡単に穴があいて、中から体液(のようなもの)が溢れてきたとしても、僕にとってはなんら不思議ではないと思う。
(TOMOTERU NISHIMURA HOMME)
TOMOTERU NISHIMURA HOMME(トモテルニシムラオム)
アーティスト、1988年生まれ 佐賀県出身
愛知県立芸術大学 美術学部 日本画専攻卒
近年は自身で採集した石や木などをモチーフに作品を制作している。経験や知識によって得られる概念(IDEA)がなくなるとき、目にしたものはどう映るのか、どう感じるのか。私たちが今まで得てきた概念を一旦宙づりにするような、そのような感覚を呼び覚ますことができる作品が作れないかと、日々絵と向きあっている。
https://www.instagram.com/tomoterunishimurahomme/
石や木など、自身で採集、作成したモチーフをもとに作品を制作するアーティスト、TOMOTERU NISHIMURA HOMMEによる作品集。
本作は「石の体液(STONE FRUID)」のシリーズをまとめたもの。
実物の石とスライムを撮影し、その写真を元に、アクリル絵具で忠実に模写した作品。
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例えばお昼ご飯を食べた後とかにソファにごろんとなって、いつのまにか眠ってしまったとして、1時間後くらいにぼんやり目が覚めてきて、あーそうかお腹いっぱいになって気が付かないうちに寝ていたのかと、なんとなく思い出しているその時間が僕が思うNOIDEAの感覚に一番近いのかなと思う。
目が覚めてぼんやりしているその時は周りの状況も分からなくて(日が暮れて部屋が暗くなってたりする)、時には自分が何者かもほんの数秒の間思い出せなかったりする。
そんな状態の僕には、あらゆる物事に対する観念や、経験的に積み重ねた知識が一時的に全くないように感じる。
もしそんな状態をキープしたまま、石と呼ばれる物を観察できたとしたらどうだろう。石に関する知識や、触った時の手触りなどの記憶がない状態で石と向き合えたら、一体どんな物として石と呼ばれるものを捉えるのだろう。
その可能性の一つとして触るだけで簡単に穴があいて、中から体液(のようなもの)が溢れてきたとしても、僕にとってはなんら不思議ではないと思う。
(TOMOTERU NISHIMURA HOMME)
TOMOTERU NISHIMURA HOMME(トモテルニシムラオム)
アーティスト、1988年生まれ 佐賀県出身
愛知県立芸術大学 美術学部 日本画専攻卒
近年は自身で採集した石や木などをモチーフに作品を制作している。経験や知識によって得られる概念(IDEA)がなくなるとき、目にしたものはどう映るのか、どう感じるのか。私たちが今まで得てきた概念を一旦宙づりにするような、そのような感覚を呼び覚ますことができる作品が作れないかと、日々絵と向きあっている。
https://www.instagram.com/tomoterunishimurahomme/