老いに追われて / 畑中章宏

老いに追われて / 畑中章宏

販売価格: 2,200円(税込)

数量:
17cm×13cm 274P


編集者で民俗学者の畑中章宏が、誰もが直面する親の老い、そして自分自身の老いについて、民俗学の視点を交えながら掘り下げて綴った“生きるための民俗学”エッセイ。


「わたしは母をすててきたばかりである」という作家自身の言葉からこの本は始まる。

姥捨伝承、昔話、神話、不老長寿、貝原益軒『養生訓』、有吉佐和子『恍惚の人』、カフカ『変身』を横断しながら「老い」と「生い」を紐解く。現代を生きる多くの人が、いつか必ず直面する選択に向き合う一冊。

ーーー
私は母をすててきたばかりである。
私にかぎらず日本人は、
これまでにおびただしい数の母をすててきた。
その証拠に、この列島には姥を捨ててきたと
言い伝える場所が数多く残っているのである。
(本文より)


写真=佐内正史。
解説=町田康