A Lunch / 田中みれい
18cm×11cm 68P
輪郭をとどめることのできない不安定な私という存在の確かさが詰まった、暖かくて冷ややかな短歌60首。その主題はどれも個人的なものでありながら、それこそが時代のムードと共鳴し、読み終えた後の心に不思議な明かりを灯してくれる。
【収録歌より】
黒髪のポニーテールが揺れるときアリバイのない季節と思う
何もかも思いどおりに生きていて知恵の輪みたいにねむっていたころ
逝きたいと発音したの?今まさにシュークリームを頬張る口で
今朝切った爪の細さとおんなじの三日月仰ぐ あ、猫踏んでた
走馬灯よりもタイムラプスがいい 木蓮が咲いて散るまでのこと
やさしさを受け取らないと決めたのに木漏れ日だけは避けきれなくて
生き方を変えろと言われとりあえずMOWから爽へ変えてはにかむ
世の中を斜めからしか見れないと同角のきみに打ち明けたとて
輪郭をとどめることのできない不安定な私という存在の確かさが詰まった、暖かくて冷ややかな短歌60首。その主題はどれも個人的なものでありながら、それこそが時代のムードと共鳴し、読み終えた後の心に不思議な明かりを灯してくれる。
【収録歌より】
黒髪のポニーテールが揺れるときアリバイのない季節と思う
何もかも思いどおりに生きていて知恵の輪みたいにねむっていたころ
逝きたいと発音したの?今まさにシュークリームを頬張る口で
今朝切った爪の細さとおんなじの三日月仰ぐ あ、猫踏んでた
走馬灯よりもタイムラプスがいい 木蓮が咲いて散るまでのこと
やさしさを受け取らないと決めたのに木漏れ日だけは避けきれなくて
生き方を変えろと言われとりあえずMOWから爽へ変えてはにかむ
世の中を斜めからしか見れないと同角のきみに打ち明けたとて
