山學ノオト / 青木真兵、青木海青子
17cm×12cm 224P
再入荷しました。
奈良県東吉野村にて「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を開設、リトルプレス「ルッチャ」を発行し、ネットラジオ「オムライスラヂオ」での配信も続ける青木真兵さん、海青子さん夫妻による、2018年12月から2019年12月までの日記。
本書刊行にあたり、書き下ろしエッセイと、山村での暮らしの中で考えた草稿「研究ノオト」も収録されています。
日記を読む、ということの面白さの一つには、ある程度の長い時間を経た“変化”が見えるということがあると思います。周りの環境はもちろん、日記を書いている本人も。
変わらないことは安心につながっているかもしれないけれど、変わっていくことを恐れないタフさが多分、今は必要。一日一日、その時々で感じたことは、あとで振り返ってはじめて「そういうことだったのか」とわかることも多く、それはこうして書き残してないければ、忘れてしまいます。
彼らは日記とラジオで、そうした日々の営みとしての思索を残し、対話の場を開いているのだと思います。真兵さんのずんずん進んでいく明晰な思考(ラインを引きたくなる)と、海青子さんの静かに耳を澄ませているような文章(書き写したくなる)。
それぞれの異なる身体性を持った言葉が、私たち読者と「一緒に考える」ことを促してくれます。
さりげない銀の箔や、帯で著者名がうっすら透けているところなど、佇まいから“いい感じ”です。
再入荷しました。
奈良県東吉野村にて「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を開設、リトルプレス「ルッチャ」を発行し、ネットラジオ「オムライスラヂオ」での配信も続ける青木真兵さん、海青子さん夫妻による、2018年12月から2019年12月までの日記。
本書刊行にあたり、書き下ろしエッセイと、山村での暮らしの中で考えた草稿「研究ノオト」も収録されています。
日記を読む、ということの面白さの一つには、ある程度の長い時間を経た“変化”が見えるということがあると思います。周りの環境はもちろん、日記を書いている本人も。
変わらないことは安心につながっているかもしれないけれど、変わっていくことを恐れないタフさが多分、今は必要。一日一日、その時々で感じたことは、あとで振り返ってはじめて「そういうことだったのか」とわかることも多く、それはこうして書き残してないければ、忘れてしまいます。
彼らは日記とラジオで、そうした日々の営みとしての思索を残し、対話の場を開いているのだと思います。真兵さんのずんずん進んでいく明晰な思考(ラインを引きたくなる)と、海青子さんの静かに耳を澄ませているような文章(書き写したくなる)。
それぞれの異なる身体性を持った言葉が、私たち読者と「一緒に考える」ことを促してくれます。
さりげない銀の箔や、帯で著者名がうっすら透けているところなど、佇まいから“いい感じ”です。