海をあげる / 上間陽子
19cm×13cm 256P
再入荷しました。
本書は沖縄で若い女性たちの調査・支援をしている著者による、人の話を聞き、自分の身体に残る言葉を聞きながら、沖縄での自身の日々を綴ったエッセイ集。
前作『裸足で逃げる』同様、語られている内容はとても重いのに、柔らかな文章が全体の印象に明るさと安らぎをもたらしてくれる。
これから先、かなしいことがあってもどうにか生きていけるようにと、娘にぶっかけうどんの作り方を教える著者の切なる願い。
傷を抱えて、それでも、生きていくこと。
本を読むということは「聞く」ことと同じで、バトンを渡されるということでもある。著者から渡されたものはずしりと重い。“沖縄”は、太陽がまぶしくて海がきれいな楽園、でもそれだけではない。
この“荷物”を皆で少しずつ持つために、「何もしらない」と思う人こそ、読んでほしいです。
再入荷しました。
本書は沖縄で若い女性たちの調査・支援をしている著者による、人の話を聞き、自分の身体に残る言葉を聞きながら、沖縄での自身の日々を綴ったエッセイ集。
前作『裸足で逃げる』同様、語られている内容はとても重いのに、柔らかな文章が全体の印象に明るさと安らぎをもたらしてくれる。
これから先、かなしいことがあってもどうにか生きていけるようにと、娘にぶっかけうどんの作り方を教える著者の切なる願い。
傷を抱えて、それでも、生きていくこと。
本を読むということは「聞く」ことと同じで、バトンを渡されるということでもある。著者から渡されたものはずしりと重い。“沖縄”は、太陽がまぶしくて海がきれいな楽園、でもそれだけではない。
この“荷物”を皆で少しずつ持つために、「何もしらない」と思う人こそ、読んでほしいです。