あまいへだたり / 藤本徹
18.5cm×12cm 131P
再入荷しました。
「ユリイカ」「現代詩手帖」などで作品を発表してきた詩人、藤本徹による第二詩集。
静かに孤独を抱きながら、その甘美をあじわいながら、ゆっくりと歩む日々。
「遠いひと」、「トンボの記」、「もしもし、聞こえますか?」、「そしてまた雨が降る」、「イクラの味」の四つの長編詩を収録。
―――
いとしいひとの記憶のように
深く、くらい
ひかりにみちた場所がある
眠る人のまぶたの薄さほどの
ほんのすこしのへだたりをこえて
そこへ歩みだすこと
それがすべてのような気がしていた
けれどそれはまちがっていたのかもしれない
(「イクラの味」より)
装画は狩野岳朗、装幀は清岡秀哉が手掛ける。
再入荷しました。
「ユリイカ」「現代詩手帖」などで作品を発表してきた詩人、藤本徹による第二詩集。
静かに孤独を抱きながら、その甘美をあじわいながら、ゆっくりと歩む日々。
「遠いひと」、「トンボの記」、「もしもし、聞こえますか?」、「そしてまた雨が降る」、「イクラの味」の四つの長編詩を収録。
―――
いとしいひとの記憶のように
深く、くらい
ひかりにみちた場所がある
眠る人のまぶたの薄さほどの
ほんのすこしのへだたりをこえて
そこへ歩みだすこと
それがすべてのような気がしていた
けれどそれはまちがっていたのかもしれない
(「イクラの味」より)
装画は狩野岳朗、装幀は清岡秀哉が手掛ける。