本の幽霊 / 西崎憲
17cm×11cm 120P
作家、翻訳家、音楽家、文学ムック『たべるのがおそい』(書肆侃侃房)編集長など、多岐にわたる活動で注目を集める、西崎憲による「本」にまつわる短篇6篇を収めた小説集。
古い洋書のような佇まいの装丁も素敵です。
―――
しかし作者や編集者とちがって本は孤独ではない。本を手にする読者も孤独である が、ひとり本だけはつねに孤独ではない。本はいつも流れのなかにある。本とはどこ かからどこかへ向かうものであり、向かう場所があるということは孤独ではないのだ。
(あとがきより)
西崎憲(にしざき・けん)
作家、翻訳家、編集者、音楽家、出版レーベルの主催と多岐にわたり活躍。文学ムック『たべるのがおそい』(書肆侃侃房)では編集長をつとめ、掲載作の今村夏子「あひる」が芥川賞にノミネートされるなど話題となる。著書に『世界の果ての庭』(創元SF文庫、日本ファンタジーノベル大賞受賞)、『未知の鳥類がやってくるまで』(筑摩書房)、『ヘディングはおもに頭で』(KADOKAWA)など。訳書に『郵便局と蛇 A・E・コッパード短篇集』(ちくま文庫)、『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』(亜紀書房)、ほか多数。フラワーしげる名義で歌集『世界学校』(短歌研究社)などを刊行。
作家、翻訳家、音楽家、文学ムック『たべるのがおそい』(書肆侃侃房)編集長など、多岐にわたる活動で注目を集める、西崎憲による「本」にまつわる短篇6篇を収めた小説集。
古い洋書のような佇まいの装丁も素敵です。
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しかし作者や編集者とちがって本は孤独ではない。本を手にする読者も孤独である が、ひとり本だけはつねに孤独ではない。本はいつも流れのなかにある。本とはどこ かからどこかへ向かうものであり、向かう場所があるということは孤独ではないのだ。
(あとがきより)
西崎憲(にしざき・けん)
作家、翻訳家、編集者、音楽家、出版レーベルの主催と多岐にわたり活躍。文学ムック『たべるのがおそい』(書肆侃侃房)では編集長をつとめ、掲載作の今村夏子「あひる」が芥川賞にノミネートされるなど話題となる。著書に『世界の果ての庭』(創元SF文庫、日本ファンタジーノベル大賞受賞)、『未知の鳥類がやってくるまで』(筑摩書房)、『ヘディングはおもに頭で』(KADOKAWA)など。訳書に『郵便局と蛇 A・E・コッパード短篇集』(ちくま文庫)、『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』(亜紀書房)、ほか多数。フラワーしげる名義で歌集『世界学校』(短歌研究社)などを刊行。