たまたま生まれてフィメール / 小川たまか

たまたま生まれてフィメール / 小川たまか

販売価格: 1,980円(税込)

19cm×13cm 200P

再入荷しました。


『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』『告発と呼ばれるものの周辺で』などの著作を通して、性暴力被害やジェンダー格差、女性蔑視などの現状を取材しつづけるライターの著者が、この国で生きる女性やマイノリティが直面する困難を問い直す、フェミニズム・エッセイ。

目を覆いたくなるような事件、政治家の呆れてしまうようなレトリック、アンチフェミニストやヘイターとの断絶。絶望の種は、私たちの日常のそこかしこに潜んでいる。それでも、諦めるわけにはいかない。

時にユーモラスに綴られる小川さん自身の身のまわりのエピソードにほっとしつつも、シームレスに理不尽で胸を締め付けられるような話が語られていて、これこそが現実だと思う。

“社会問題”はニュースの中の出来事ではない。まさに今、困っているのだ。私たちが住んでいる国が、どんな状況なのか。何が問題なのかわからない、という人こそ手にとってほしい一冊です。