PORTRAIT OF AN ISLAND / 白石晋一朗 Shinichiro Shiraishi
29cm×19.5cm 128P
300部限定/サイン入り
ベルリンを拠点に活動する日本人フォトグラファー、白石晋一朗による自身2冊目の作品集。
2019年の渡独以降、作者は自身の自然観の源流をたどり、無意識のうちにつくられた風景への触感をあきらかにしようとしてきました。
拠点を置くベルリンや旅先で訪れた土地で匿名性や共通性を持つイメージを収集し、人工物も自然物も同じように自然を形成するモノという考えのもと、 様々な写真的技法を通して風景写真にアプローチしています。
本作は、2021年2月に1ヶ月滞在した「ある島」で撮影されたもので、作者が影響を受けてきた地理学者オギュスタン・ベルク氏の風景論の解釈を写真に引用し、 風景という被写体そのものが主体性のある「肖像」になりうることを示しています。
歪んだタクシーの窓を通してとらえられた景色は、ディティールを失った写像となり、どこでもないどこかだと感じさせる匿名性を漂わせ、風景自体が客体ではなく主体でもあるということを再認識させます。
300部限定/サイン入り
ベルリンを拠点に活動する日本人フォトグラファー、白石晋一朗による自身2冊目の作品集。
2019年の渡独以降、作者は自身の自然観の源流をたどり、無意識のうちにつくられた風景への触感をあきらかにしようとしてきました。
拠点を置くベルリンや旅先で訪れた土地で匿名性や共通性を持つイメージを収集し、人工物も自然物も同じように自然を形成するモノという考えのもと、 様々な写真的技法を通して風景写真にアプローチしています。
本作は、2021年2月に1ヶ月滞在した「ある島」で撮影されたもので、作者が影響を受けてきた地理学者オギュスタン・ベルク氏の風景論の解釈を写真に引用し、 風景という被写体そのものが主体性のある「肖像」になりうることを示しています。
歪んだタクシーの窓を通してとらえられた景色は、ディティールを失った写像となり、どこでもないどこかだと感じさせる匿名性を漂わせ、風景自体が客体ではなく主体でもあるということを再認識させます。