IN/SECTS vol.18 特集 THE・不登校

IN/SECTS vol.18 特集 THE・不登校

販売価格: 2,420円(税込)

数量:
19cm×13cm 132P


大阪発のローカルカルチャーマガジン「IN/SECTS」。
今号の特集は「THE・不登校」。

文部科学省発表の「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」によると不登校児童の総数は11年連続で増加、過去最多となっている。ちなみに、不登校とは、文部科学省の定義では"心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者をのぞいたもの"となっている。

今号ではその年々増加の一途を辿っている不登校について考えてみた。

そのきっかけは、編集部の周辺でも不登校児童がいる家庭が増えているという話を聞いたからだ。商売人の子、会社員の子、ライターや写真家の子、フリーランスの両親の子、様々な状況の家庭で不登校児童がいる。それは自分たちが親になったことも大きく関係しているとは思うものの、社会問題としての認識もたかまっているように思う。かくいう小誌編集長の子も不登校だ。

とはいえ、実際に当事者になってみるまで、それがどのような状況なのかはわからない。つまり知らないことが多すぎるということも今回取り上げてみたいと思った理由でもある。当事者になって初めて知る悩みや思考に加えて、不登校というと何か後ろめたい、そんな気持ちにもなるだろう。実際に、不登校児童本人もそう思っているところが少なからずあるようだ。

そこで、学校に行かないということがそもそもどのようなことなのか、不登校は後ろめたいことなのか、みんなにとって学校とは? などの考えるきっかけになればと、不登校児童の親、不登校経験者、学校の先生、そして、不登校児童を中心にいろんな人たちと話してみた。

さて、みなさんにとって学校って? 不登校とはどういうことなのか、一緒に考えてみましょう。

<Contents>
◯誰も通わなくなった学校 山本みなみ
◯子を認めることの大切さを改めて思う 近藤雄生
◯子どもたちの〝からだのボイコット〟沢木ラクダ
◯子どもの成長を見守れる場所を探す 松村貴樹
◯娘はいま、なにを考えているんだろう? 島田潤一郎
◯「あきちの学校」で起きたこと 矢萩多聞
◯屋久島の子どもたちの不登校事情 国本真治
◯小・中学生が使うTeen Slang
◯歌人・上坂あゆ美インタビュー
◯不登校から広がる短歌の世界
◯不登校生動画甲子園ってなんだ!
◯僕・私の大切なものスナップ
◯緊急誌上調査! 学校てなんなんやろう?アンケート
◯聞いてみよう! 不登校の家庭事情
◯キムチ部・太田尚樹さんの「おもろい」が肯定のまなざしになる
◯廃校になった母校を撮りに行ったら、不登校児童のための教育センター
になっていた
◯居場所をつくる! 間論の活動 from 福山
◯不登校まったり日記
◯漫画 「山に行ってみたけどダメだった」
◯学校を考えるための映画100選
◯「教員として思うこと」今野ぽた
◯編集部・福永の私のパートナーの明るい不登校
◯Neshina room
コラム 星野郁馬/瀬尾まいこ/三田三郎
山下睦乃の한국에서의 어느날〜a day in Korea 登校編〜
◯Cover Interview rosie ball
◯岩井秀人 THE・不登校スペシャルインタビュー