自転車日記 / デヴィッド・バーン
19cm×13cm 392P
元トーキング・ヘッズのフロントマン、デヴィッド・バーンが、自転車で世界の都市を走りながら綴った都市論・紀行エッセイ。
ツアーで世界各地を訪れる際、折りたたみ自転車を持ち歩いていたデヴィッド・バーン。歩くより速く、車や鉄道よりもゆっくりと、歩行者より少し高い視点から街を眺めることで、徒歩とも車窓とも違う都市の姿が見えてきます。
ニューヨーク、ベルリン、イスタンブール、ブエノスアイレスなど、さまざまな都市を自転車で巡りながら、街の風景や人々との出会い、音楽やアート、建築について思考をめぐらせていきます。やがてその視線は、社会、政治、経済、歴史、格差といった都市が抱える問題へと自然に広がっていきます。
「そう、こうした街のほとんどでは、ぼくは大体ただの通りすがりにすぎなかった。だからそこでぼくに見えていたものがそもそも浅い、限られたもの、どこまでも個別的なものだといわれればその通りだ。この本でぼくが都市について書いている多くのことは、街を鏡にした一種の自己観察みたいなものともみなせるだろう。しかし同時に、わずかなあいだ滞在する旅人が、些細なものや表に現れた具体的な事柄を読み解くときには、もっと大きな全体像や、その街がひそかに抱える思惑のようなものが、ほとんど自然に浮かび上がってくることもあるとぼくは思っている。経済は店先に、歴史は建物の玄関口に姿を現すはずだ。顕微鏡を近づければ近づけるほど、不思議と視野が広がっていくこともあるのだ。」
(はじめにより)
目の前にある小さな風景から、その街の大きな構造を読み取ろうとするバーンの視点がユニークです。自転車を単なる移動手段ではなく、都市を観察し、世界との距離を測るための道具として捉えているところも本書のおもしろさ。
元トーキング・ヘッズのフロントマン、デヴィッド・バーンが、自転車で世界の都市を走りながら綴った都市論・紀行エッセイ。
ツアーで世界各地を訪れる際、折りたたみ自転車を持ち歩いていたデヴィッド・バーン。歩くより速く、車や鉄道よりもゆっくりと、歩行者より少し高い視点から街を眺めることで、徒歩とも車窓とも違う都市の姿が見えてきます。
ニューヨーク、ベルリン、イスタンブール、ブエノスアイレスなど、さまざまな都市を自転車で巡りながら、街の風景や人々との出会い、音楽やアート、建築について思考をめぐらせていきます。やがてその視線は、社会、政治、経済、歴史、格差といった都市が抱える問題へと自然に広がっていきます。
「そう、こうした街のほとんどでは、ぼくは大体ただの通りすがりにすぎなかった。だからそこでぼくに見えていたものがそもそも浅い、限られたもの、どこまでも個別的なものだといわれればその通りだ。この本でぼくが都市について書いている多くのことは、街を鏡にした一種の自己観察みたいなものともみなせるだろう。しかし同時に、わずかなあいだ滞在する旅人が、些細なものや表に現れた具体的な事柄を読み解くときには、もっと大きな全体像や、その街がひそかに抱える思惑のようなものが、ほとんど自然に浮かび上がってくることもあるとぼくは思っている。経済は店先に、歴史は建物の玄関口に姿を現すはずだ。顕微鏡を近づければ近づけるほど、不思議と視野が広がっていくこともあるのだ。」
(はじめにより)
目の前にある小さな風景から、その街の大きな構造を読み取ろうとするバーンの視点がユニークです。自転車を単なる移動手段ではなく、都市を観察し、世界との距離を測るための道具として捉えているところも本書のおもしろさ。
