撮影 / 竹久直樹

撮影 / 竹久直樹

販売価格: 4,730円(税込)

数量:
21cm×15cm 152P


展覧会を撮ることから生まれた、もうひとつの作品。

1995年生まれの写真家・竹久が、現在進行形で取り組み続けている「展覧会の記録撮影」をまとめた写真集。美術館やギャラリーだけでなく、屋外、廃墟、オルタナティブスペースなど、時代を映し出すさまざまな場所で行われる展覧会を撮影しています。

さらに、作品そのものだけでなく、設営の現場やそこに関わる人々、さまざまな事物の関係までを写し取ることで、ひとつひとつの展覧会を取り巻く状況そのものを記録。興味深いのは、他者の作品を記録し続けるという行為の積み重ねが、いつしか竹久自身の作品として立ち上がっていることです。

タイトルにもなっている「撮影」は、幕末の日本で、光学的に像を定着させる技術を表す言葉として生まれた造語。本書ではこの言葉を、まとまりきらないものたちを、そのまま見せ、残すための技術として捉え直します。

誰が記録の主体なのか。何を残すことが「記録」なのか。現代の展覧会をめぐる人や場所、作品の姿を通して、写真と記録、そして主体のあり方を静かに問い直す一冊です。