平和園に帰ろうよ / 小坂井大輔
18cm×13cm 144P
名古屋の中華料理店「平和園」で鍋をふりながら、短歌を詠んでいる歌人、小坂井大輔の第一歌集。
日常にぽっと出てくる不条理をプラスチックバットでぽか〜んと打ち返したかのような、ユーモラスでいて反骨精神も見え隠れする歌の数々。
家族の誰かが「自首 減刑」で検索をしていたパソコンまだ温かい
一発ずつだったビンタが私から二発になって 進む左へ
持ちあげたグラスの底におしぼりの袋がついてる愛欲は死ね
国士無双十三面待ち華やいで進むべき道いつか間違う
平等な世界を望むわれわれに大きく立ちはだかる由美かおる
名古屋の中華料理店「平和園」で鍋をふりながら、短歌を詠んでいる歌人、小坂井大輔の第一歌集。
日常にぽっと出てくる不条理をプラスチックバットでぽか〜んと打ち返したかのような、ユーモラスでいて反骨精神も見え隠れする歌の数々。
家族の誰かが「自首 減刑」で検索をしていたパソコンまだ温かい
一発ずつだったビンタが私から二発になって 進む左へ
持ちあげたグラスの底におしぼりの袋がついてる愛欲は死ね
国士無双十三面待ち華やいで進むべき道いつか間違う
平等な世界を望むわれわれに大きく立ちはだかる由美かおる