風にあたる / 山階基
152P
再入荷しました。
1991年生まれの若手歌人、山階基による第一歌集。
生活のちいさな出来事、感情の機微、記憶を、静かに淡々と描いた歌が並ぶ。詩的でいて、短編小説のような感触も含んだ、軽やかであたたかな短歌。
ヘアムースなんて知らずにいた髪があなたの指で髪型になる
さかさまにペダルを漕げばあともどりできる白鳥ボートはすてき
よるべなく重ねる暮らしこの窓の明かりをしぼり夜景は弱る
ぼんやりと待てば受話器の向こうにはロンドン橋がなんども落ちる
ほっといた鍋を洗って拭くときのわけのわからん明るさのこと
再入荷しました。
1991年生まれの若手歌人、山階基による第一歌集。
生活のちいさな出来事、感情の機微、記憶を、静かに淡々と描いた歌が並ぶ。詩的でいて、短編小説のような感触も含んだ、軽やかであたたかな短歌。
ヘアムースなんて知らずにいた髪があなたの指で髪型になる
さかさまにペダルを漕げばあともどりできる白鳥ボートはすてき
よるべなく重ねる暮らしこの窓の明かりをしぼり夜景は弱る
ぼんやりと待てば受話器の向こうにはロンドン橋がなんども落ちる
ほっといた鍋を洗って拭くときのわけのわからん明るさのこと