内側の内側は外側(わたしたちはどこへだって行ける)/ きくちゆみこ

内側の内側は外側(わたしたちはどこへだって行ける)/ きくちゆみこ

販売価格: 1,980円(税込)

17cm×15cm 190P
初版限定250部


再入荷しました。


“嘘つきたちのための”小さな文芸誌「 (unintended.) L I A R S」 発行人であり、翻訳家・文筆家の、きくちゆみこが、2020年4月から6月の、自粛生活の日々で書いた日記本。

自粛中にずっと引きこもっていたあの部屋、ひとりになれなかったために孤独だった日々、強烈な感情、葛藤、怒り、不安のぶんだけ消毒で失われた常在菌、家族の話、もういなくなってしまった人たちの話などの内側の話。そして、散歩で見つけた花、決して話すことも触れることもない他者との親密さ、zoomでのオイリュトミー、podcastやinstaliveから聞こえてくる声、たくさんの書物など外側の話。

タイトルは、福岡伸一氏の名著『生物と無生物のあいだ』に出てくる章のタイトル「内部の内部は外部である」から。

わたしの内側はあなたの外側、あなたの内側はわたしの外側。